AIが人間のように画像を丁寧に軽量化
LightFileは、Webデザイナーが画質を細かくチェックしながらJpegの品質を決める働きをプログラムが代わりに行うAIです。
Jpegについて
実際のいくつかの品質で実際にJpegファイルを作成します。最終的な画質がユーザーに気づかれない範囲で、かつ最もファイルサイズが小さな結果を採用します。
この方法により画質の低下を感じさせず、Jpegファイルを平均約30%、ファイルによっては90%ものファイルサイズの削減を実現します。

Jpegの品質≠表示画質
このように品質を決定する理由は、Jpegフォーマットでは品質と画質が必ずしも一致しないからです。
同じ品質で出力されたサムネイルでも、画質が荒く感じる画像とそうでない画像があると感じたことはないでしょうか?
Jpegフォーマットは、平坦な画像の方がファイルサイズを小さくでき、画質の劣化も少ないという特徴があります。
PNGについて
TinyPNGにも使われるpngquant(商用ライセンス)を利用し、256色に減色を行います。
PNGについてもJpegと同様に減色後に画質評価を行います。一定の画質評価値を下回る場合は減色を断念します。

不要ヘッダの削除
画像ファイルには表示に直接関係のないメタデータが含まれる場合があります。これらを削除して更に軽量化を図ります。
Jpegについてはサムネイルを削除します。PNGについては画像表示に直接関係のないメタデータを削除します。
カラープロファイルは保持されるので、意図せず色味が変わることはありません。

熟練のWebクリエイターもあざむく画質
実際にWebクリエイター中心の59名の方を対象に、画質についてクイズ形式の実験をした結果があります。
2018年6月に開催されたWebクリエーター向けイベントMTDDC Meetup HOKKAIDO 2018のイベントブースでアンケートを実施したところ、画像を見分けられた正解率は42%に留まりました。
クイズの答え合わせをしよう!アイデアマンズブースで行われたLightFileチャレンジ「【問】軽量化するまえのきれいな元画像はどれ?」は25人の方が正解!
イベント会場で、モニタに目を近づけて、人によっては数分間じっくりと見つめてのこの正答率。一般ユーザーが瞬時に見分けることは不可能に近いと自負しています。
1ファイルあたり0.5秒で軽量化
Jpegファイルを軽量化する平均時間は約0.5秒です。AIといっても1ファイルに数十秒も要することはありません。
もちろんサーバーの性能やJpegファイルのファイルサイズ、接続先のファイルシステムの性能により変動します。
また、並列処理した場合の平均値であるため、1ファイル単独の処理時間とは異なります。