画質の指定について

画像ファイルの軽量化には、わずかながら画質の低下を伴います。その低下の度合いをコマンドラインオプション--qualityにより指定できます。

  • low 画質は抑えてできるだけできるだけ画像を軽量化する容量優先で軽量化します。
  • high 軽量化より画質の維持を重視する画質優先で軽量化します。
  • medium 両者の中間に当たります。デフォルト値です。

例えば容量優先で軽量化を行うには次のように指定します。

$ lightfile --serial <付与されたシリアルコード> --dir <対象ディレクトリ> --quality low

この画質パラメータは、あくまで画質評価による合格・不合格の閾値を指定するものです。アルゴリズムの特性上、画像によってはlowmediumが同じ結果になる場合があります。

オプションを変更して再実行する場合

途中で--qualityオプションを変更した場合、それ以降新たに軽量化されるファイルには画質オプションが適用されますが、過去に軽量化されたファイルには適用されません。

もう一度やり直す場合はバックアップなどから画像ファイルを復元し、lightfileコマンドを実行してください。

画像フォーマットごとに画質を指定するには

このトピックはPNGに対応したバージョン4.x以降でのみ利用できます。

コマンドラインオプション--qualityに指定した画質オプションは、JpegファイルとPNGファイルの両方に適用されます。

別に指定する必要がある場合は、次コマンドラインオプションを利用します。指定できる値は--qualityオプションと同様です。

  • --jpeg-quality Jpegファイルの軽量化処理に関する画質を指定します。
  • --png-quality PNGファイルの軽量化処理に関する画質を指定します。

画像フォーマットごとの画質が指定されていれば優先して適用され、指定がない場合は--qualityオプションの値が適用されます。